神奈川県内の公的病院で働く中堅看護師の悩みは新人教育だ。内科病棟でリーダーナースを務めるTさん(28歳)は「新人が動かない」とストレスを抱える。社会人そのものに慣れないうちに無理に夜勤に入れると、新人がすぐに辞めてしまう。Tさんの病院では、新人は数カ月間は「新人」とわかる腕章をつけて勤務する。院内の業務連絡も新人が電話を受けてミスが頻繁に起こったため、「内科病棟の新人ナースです」と出るルールができた。売り手市場で就職してきた新人は苦労を知らず、叱ると辞めてしまう。多くの病院で新人が辞めないよう「新人は叱らず、手取り足取り教える」という方針をとり、中堅看護師らが業務をカバーし、ぐっとこらえている。Tさんが新人の頃は人職1ヵ月程度で夜勤もこなしたが、今では半年は夜勤に入れられないというのが、どこの病院でも共通した悩みだ。そのため、4月から9月頃までは夜勤人員が少ないため中堅の夜勤回数が増す。夜勤に新人が入ってもしばらくは戦力にならず、受け持ち担当を決められない。患者の担当も、中堅が重症患者7〜8人を受け持つ一方で、新人が看るのは軽症患者を4〜6人。処置に追われ、患者とゆっくり関わる時間がなくなり不満が募る。
[Pick Up]
看護師求人のDODAナース
http://nurse.doda.jp/